いい家の条件「住宅ローン」

新築の注文住宅に憧れを抱く人は世の中にたくさんいますが、いい家に住むためには家の間取りや立地ばかりに気を取られずに、住宅ローンについても検討する必要があります。
せっかくいい家に住めたとしても、厳しい返済を余儀なくされる住宅ローンの契約方法を選べは、生活が苦しくなってしまいます。また、住宅ローンの審査に通らなかったために、新築の注文住宅を諦めざるを得ない事態も想定されますので、侮ってはなりません。
昔に比べると住宅ローンの審査はゆるくなっており、勤続年数や年収の多さなどに関する条件がさほど厳しくないのが現状です。この点は金融機関によって考え方がまちまちですので、できるだけ多くの金融機関で相談することをおすすめします。
勤続年数や年収よりも気をつけたいのが、キャッシングや自動車ローンなどの返済履歴です。返済を何度も遅らせたり、現在滞納中であると、途端に審査が厳しくなります。約束通りに返済できない人物だと判断されるからです。また、5年~10年前に債務整理を行った経験があると、まず審査に通りませんので気をつけましょう。
住宅ローンが利用できたとしても、無理な金額を借り入れると月々の返済が厳しくなります。高級ないい家に住みたいと願う場合には、土地代や建物代が高くなりがちですので、多額の住宅ローンを選ばざるを得なくなります。しかし、金融機関側も年収を見て無理な貸付をすることがありませんので、審査に通らないリスクが高まってしまいます。
年収400万円なら3500万円くらいまで借りられますが、この限度額いっぱいまで借りるのはおすすめしません。月々余裕をもって支払える返済額をまず決めてから、借り入れる総額を考えましょう。
また、頭金を多く用意するほど、返済の負担が大幅に減ります。将来的に注文住宅を購入したいなら、若いうちから貯金することをおすすめします。200万円程度の貯金で頭金を支払えば、300万円以上も得をする例がありますので覚えておきましょう。

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