将来のリフォームを前提に間取りを検討

住宅の構造の中には、どうしても変更することができない部分があります。特に大きな制約を受けるのが柱です。柱を動かすようなリフォームは簡単にはできません。建物全体を支えているわけですから、簡単に取り外すことができないからです。そのため、開口部を広げようと思っても、柱を取り外せないため、思うようにできないということがあります。また、廊下の幅を広げたいと思っても、柱の制約で広げられないということもあります。三重の新築する場合に、将来的にどのようなリフォームがあり得るかを考えたうえで、構造を考えておけば、いざという時に計画を立てやすくなります。年を取って車椅子で生活しなければならなくなったら、廊下の幅を広げなければなりません。柱の位置を考えておけば、そうした時にも対応できます。その他にも、二世帯住宅にする場合に、部屋の間仕切りを動かせるようにしたり、玄関を広げたり、あらかじめ改造部分を計画しておくことで、多様な対応が可能になります。

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